今回解禁された新場面写真は、ジェレミー・アレン・ホワイトが演じるブルース・スプリングスティーンが、革ジャンに両手を突っ込み、うつむき加減に何かを見つめているカット。物思いにふける悩める彼の姿から静かなドラマが感じられる一枚となっています。

スプリングスティーン伝説は「明日なき暴走/BORN TO RUN 」から始まった!
1975年8月25日、ロック界を揺るがす一枚のレコードがリリースされた。ブルース・スプリングスティーンの3枚目のアルバム「明日なき暴走/BORN TO RUN」である。2025年現在、全世界で900万枚を売り上げている名盤中の名盤である。
伝説への予兆はあった。前年の5月9日にポストンで行われたスプリングスティーンのライヴで、世界で初めて「明日なき暴走/BORN TO RUN」収録の数曲が披露された。このライヴを目撃したローリング・ストーン誌のジョン・ランダウは、「私はロックンロールの未来を見た。その名はブルース・スプリングスティーン」とその衝撃を伝えた。SNSがまたない時代に、“リアル・ペーパー”に寄稿されたこのレビューは瞬く間にロックファンに伝わっていく。
1973年1月に『アズベリー・パークからの挨拶』 でメジャーデビューしたブルース・スプリングスティーンは、同年9月には第2作『青春の叫び』を発表した。だがアルバムに対する反響は少なく、レコード会社との関係も微妙な状況を迎えていた。1975年、起死回生を賭けたサードアルバムの締め切りとツアー開始が目前に迫る中、スプリングスティーンとEストリートバンドは歌詞やアレンジ、サックスの音にまでこだわる徹夜のレコーディングを続けた。
そして、8月25日「明日なき暴走/BORN TO RUN」がリリースされるや一大センセーションを巻き起こす。10月にはビルボードで3位に上昇、前2枚のアルバムもトップ60内にランクアップした。同月27日には米有力メディア"TIME" と"NEWS WEEK" の表紙を同時に飾る快挙を成し遂げ、瞬く間に時の人となる。スプリングスティーンの伝説は、すべてここから始まったのだ!
スコット・クーパー監督の脚本を読んだスプリングスティーン本人が映画化を快諾!
『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の舞台となるのは、1975年の伝説誕生から7年後、1982年のニュージャージー。若き日のブルース・スプリングステイーンは人生の大きなターニングポイントを迎えていた。世界の頂点に立つ直前、孤独のハイウェイをひた走る若き日のスプリングスティーンは、成功の重圧と自らの過去に押し潰れそうになっていた。その時、彼に何が起こっていたのか…。
映画の原作となるウォーレン・ゼインズの「Deliver Me from Nowhere」を熟読した『クレイジー・ハート』のスコット・クーパー監督が脚本を執筆し、スプリングスティーン本人に映画化への熱い思いを伝えた。監督の誠実な言葉に耳を傾けていたスプリングスティーンは映画化を快諾、このプロジェクトが動き始める。

ブルース・スプリングスティーンの魂の旅路があなたの心を震わせる。『ボヘミアン・ラブソディ』の20世紀スタジオが贈る感動音楽映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、11月14日(金)より全国ロードショー!