“サスペンスドラマの帝王”船越英一郎さんが“ミステリーの名作”と太鼓判!
日本版ポアロ役に意欲「事件の犯人を崖に追い詰めたい!」
全世界で20 億冊以上出版され、「世界一売れた作家」として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今もなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズ。アカデミー賞® 脚本賞受賞 (『ベルファスト』) 歴を誇るケネス・ブラナー (監督・製作・主演) による、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が9 月15 日 (金) に劇場公開。最新作で世界一の名探偵ポアロが挑むのは、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件。
この度、アガサ・クリスティ生誕前夜であり全国公開前日の9月14日(木)に、ミステリーを語るに相応しい“サスペンスドラマの帝王”船越英一郎さんが、“憧れ”の名探偵ポアロ風の姿で登壇。ポアロシリーズ最新作の魅力を存分に語りつくす特別先行上映会イベントが開催されました。

本作で“世界一の名探偵”ポアロが挑むのは、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件。イベントでは、「ポアロ」シリーズへの愛が溢れ出すかのように、高級感漂うスーツとポアロのトレードマークである口ひげを纏って登壇。「ポアロ風の衣装をスタイリストに作ってもらいました!」と本日の衣装がいたくお気に入りな様子の船越さん。ポアロ役のケネス・ブラナーとは共通点があるそうで「実は同い年なんです。ポアロの几帳面で神経質な姿に共感しました。」と明かしました。本作の舞台は美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、霊能者レイノルズの“超常現象”を見破るため、子供の亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。船越さんは、これまで演じたキャラクターを通して事件を解決してきた経験から、“推理作品を鑑賞してもすぐに犯人が分かる“と言う。いち早く本作を鑑賞した船越さんは「特別先行上映を鑑賞する皆様が全世界で一番最初にこの映画を観るかもしれませんね。でも私が一足先です!(笑)崖の上で仕事をしてきた甲斐がありましたね。私は映画の中盤に犯人の目星をつけて、後半にはその考えが確信に変わりました。答え合わせのワクワクがありますし、そして最後に想像もしていなかった真実が隠されているなど心地の良い裏切りもあります。ケネス・ブラナーの名探偵ポアロシリーズの中で本作が一番面白かったです!」と太鼓判を押しました。
本作では、犯人が“人間”か“亡霊”かさえもわからない中でポアロすらも翻弄され、遂には彼の命までもが狙われてしまう…。船越さんはあらゆる事件を知り尽くす“サスペンスドラマの帝王”らしく、「所説はありますが、犯人捜しを楽しむのがミステリー。犯人が分かっていて、その主人公が犯人をどう追い詰めていくか物語を楽しむのがサスペンス。ポアロはミステリーでありながら、サスペンスの魅力も併せ持った“本当の名作”と言い切れると思います!」と“ミステリー”と“サスペンス”の違いも解説し、会場を大いに沸かせました。さらに、数々のドラマで事件を解決してきた船越さんの“私生活での難事件”を聞かれると、「新作の2時間ドラマが少なくなってきたことですかね。解決の糸口が見つかりません(笑)」と名探偵ポアロが解決するのは難しい(!?)事件簿を激白。「日本版のポアロがあれば是非やらせていただきたいです。」とアピールしました。
本作の基となった小説「ハロウィーン・パーティ」をはじめ、多くの名作を世に送り出し今もなお世界中で愛され続けるアガサ・クリスティの133回目の誕生日に公開を迎える本作。クリスティ作品の魅力についても「彼女は人間の闇に光を当てていますよね。人間は愛すべき存在だということを語っている。ちなみに、私は未だにポアロの実態がつかめていません。彼は嘘つきですからね(笑)クリスティは人間を見つめる普遍的な文学を描いていると思います。」と独自の視点で披露してくれました。
アメリカの大手レビューサイトRotten Tomatoesでは批評家たちから「ケネス・ブラナー名探偵ポアロ三部作の中で一番面白い」「秋の始まりにぴったりのミステリー作品」「これまでの名探偵ポアロシリーズよりも更にパワーアップ」など早くも絶賛の声が寄せられている。そんな本作の公開を待ち望むすべての人に向けて、船越さんは「この映画はケネス・ブラナーがアガサ・クリスティの亡霊を手を組んで私たちを大人のホーンテッド・マンションに招待してくれた映画となっています。ぜひお楽しみください。」と贈り、大盛況のイベントは幕を閉じた。
『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』―そして満を持してケネスがこの秋贈る、“予測不能”な迷宮ミステリーの衝撃と結末を劇場でお楽しみください。